「売る」から「使う」
太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの導入を推し進める契機となったのは、固定価格買取制度(FIT)であるといえるでしょう。発電された電気は、その多くが当制度のもと固定価格で「売電」されてきました。
しかし、今。大きな転換点を迎えています。固定価格での「売電価格」と、電力会社から購入する「買電価格」の逆転現象が起き始めています。
①は固定価格における太陽光発電の「売電価格」②は、一般家庭の平均的な電気代(1kwhあたり)を示しています。
2018年に約26円の「売電価格」に対して、発電出力が10kw以上の太陽光発電の「買取価格」は18円になっています。つまり、
発電された電気を「売電」するよりも、自ら消費して買う電気を少なくした方が経済的なメリットが高くなる
時代の到来です。
電気を「つくって」、「使う」。
小さな一歩が踏み出しやすい時代になりました。
*②は平均モデルの電気料金(東京電力)より作成(従量電灯B,30A,月290kwh利用の場合)
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